2014年12月15日月曜日

正しい挨拶を交わしましょう

ごきげんよう

くらたまです

最近、活躍めざましい柳沼より、重大提案がございました。

それは、12月3日水曜日の定例会(定例MTG)におけるアイスブレイクでのこと。

マスピー9代目の定例会では、開始前に緊張した頭や心をほぐし、全力集中で進行中の企画や議題の意見だしに取り組んでもらえるよう、議題進行前に”アイスブレイク”を行っております。いろいろなアクティビティや無茶振りに取り組んできた9代目ですが、そろそろネタ切れ…だったところに、柳沼自ら、「ぜひアイスブレイクの時間を私にくだしあ!」というので、胸をムネムネさせながら、本番を迎えました。


それは、マスピーに蔓延る『とりあえず「おつかれさまです」って言っておけばよくね?』という文化批判でございました。メールの冒頭にも「おつかれさまです」、部室に入る時も「おつかれさまです」、帰る時も「おつかれさまです」、すれ違った時も「おつかれさまです」。

「お前ら、そんなにいつもいつも疲れてんのか?アァッ!?
「朝から晩まで疲れてるわけじゃねえだろッ!!」
と柳沼の怒号が部室内にこだまし、その迫力と真剣味に、涙する者も数名。
部室内の雰囲気はいよいよ荘厳な空気に包まれ、皆が『真の「おつかれさまです」「あいさつ」』とは何なのかを熟慮し始めました。

「今、このマスピーで交わされる『お疲れ様です』は形骸化している!」
「疲れている時は、「お疲れ様です」とありのままに言えばよい。Let it go!but!」
「日本語にはもっと多くの美しい挨拶があるだろう!」
切々と訴える柳沼の言葉に、皆、脳内の国語辞典を再インストールして、その真意を確認し、無言で頷いておりました。


「『お疲れ様です』は男女関係なしに用いることができ、時と場所をほとんど選ぶことなく、交わすことのできる便利な言葉!その利便性は認めよう!」
「でも、本来は、互いの日頃の苦労や尽力に対して交わされる慰めや感謝の言葉ではないのか?!」
「私は…正しい挨拶を交わしたいッ!」

最後には胸を詰まらせ、痛切に叫ぶ柳沼女史、齢二十一。


そして、柳沼の提案する正しい挨拶とはなんだったのか?


もうお気付きの方も多いでしょう。そう、それは…





「ごきげんよう」〜優しくも爽やかな風とともに〜




今、「ごきげんよう」と画面に表示された瞬間、優しくも爽やかな風が吹いたことにお気付きでしょうか?


「『ごきげんよう』もまた、男女分け隔てなく交わすことのでき、時間帯を問わずに言うことのできる挨拶。辞書にはこう収録されている。『会った時や別れる時に、相手の健康を祈り祝う意をこめて言う挨拶の言葉。』」
「大学生どうしで交わされる挨拶が、「お疲れ様」から「ごきげんよう」へ変わるように、マスピーから正しい挨拶をしていきましょう!」

との柳沼の高らかなる宣言に、スタンディングオベーションが沸き起こったことは、言うまでもありません。

Ideas worth spreading

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以上のような衝撃をもたらした柳沼のプレゼンから、数日後、
「ごきげんよう」の挨拶が交わされるようになりました。

誰かが入室する気配を感じると、部室内が静まり返り、
扉が開くと、入室者の第一声を固唾を飲んで見守ります。

「お疲れ様です」との挨拶を発した者には、ペナルティが発生するようになりました。

なかなか厳しいです。

今現在、部室内にはこのような募金箱が設置されており、
メンバーの新たなる文化を歓迎する姿勢とルールを守ろうとする暗黙の了解が見て取られます

それでは、ごきげんよう。

(文責:倉田)