2009年7月28日火曜日

広報改革の軌跡 その0、準備と着想

Webリニューアルの背景。

2009年7月15日(水)、東北大Masspyのホームページが刷新されました。
ブログそのままのような形をとっていた初代のホームページ。
それを、どのような考えのもとに改変し、作り変えたのか。
この背景を、何回かに分けてまとめてみようと思います。
ひとつは、Web改革の足取りを、次の世代のメンバーにわかりやすいかたちで残すために。
もうひとつは、改革にあたり私自身がしてきたことの、備忘録として。




その0、準備と着想
MasspyWeb改革。
思えば、はじまりは私がMasspyに参加した直後の2007年5月だった。
「Webが活かせていない」
部外者としてではなく、内部の人間としてますぴーのホームページを眺めて直感した、私の第一印象である。
東北大Masspyがもっているコンテンツは実に多彩だ。
たんに、企画だけではないのである。
私は最初、Masspyのホームページ(初代ページ。2006~2009年7月まで公開)を一読してから見学に訪れ、活動に参加するようになったのだが、たとえばメーリスで流れる情報であったり、OBの存在であったり、ミーティング時の会話であったり・・・、Masspyという「場」に居合わせることによって感じられる、ホームページの字面には現れていない情報の方にこそ魅力を感じた。
Masspy内部の人間になってみて初めて、Masspyの良さがわかったのである。
――これを、ホームページから、伝えられればいいのに。
私がWeb改革の必要性を感じたのは、このギャップがきっかけだった。
だが、当時の私はHTMLの知識をもたず、Masspyの歴史も今のようには把握していなかった。
さきに、学習が必要である。
そう判断して、改革に着手するのは後回しにした。
そしてときは流れ、2008年9月、準備が整う。
1年半のあいだに、私はイラストレータ、フォトショップの基本的な編集技術と、HTML、CSSの基礎を習得していた。
メーリングリストの過去ログを読み直した結果、Masspyのおおよその歴史もあたまに入っている。
技術的にも、文化的にも、Masspyという組織の実態を伝えるためにおさえておくべき、おおよそポイントを見いだすことができたのである。
部室をもたない東北大Masspyは、いくつかのWebサービスを併用することにより、その穴を埋めてきた。
そのなかでも重要な柱となっているのは、
・メーリングリスト
・スタッフページ
・ホームページ
の3つである。
これらが、十分に活かせていない。
過去にメーリスで流れた有用な情報は埋もれ、スタッフページの隅々に散在している。
ホームページには、活動のごく一部しか反映されていない。
分散した知的財産を統合して管理し、かつリアルタイムで気軽に更新していける場所が必要である。
この着想のもとに、Webリニューアルの構想はスタートした。
2008年、10月3日のことだった。
(文責:オノデラ)

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